損益科目 | 留意事項 | 誤りの事例 |
給与・賞与 | ① | アルバイト給与の課税漏れ | ② | 借名を使用した分散給与(タイムカードの刻印がほぼ同一のものや社会保険等未加入の者等) | ③ | 従業員コード番号が999など最後の番号は容易に追加することができるので架空人件費を計上し易いことから要注意すること | ④ | 各種勤務手当 |
| ● | アルバイトの勤務状況を確認され、分散給与の事実を把握された | ● | 従業員のうち非居住者に対しては、源泉徴収を行っていなかった | ● | 各種手当等の課税確認した結果課税漏れが把握された | ● | 継続した勤務で日給月給である場合、税額表は月額表を適用しているか |
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福利厚生費 | ① | 慰安旅行費用の課税 | ② | 永年勤続表彰の賞金の課税 | ③ | 社宅の家賃課税 |
| ● | 現金、商品券、精算のない旅行券について課税された | ● | 賃貸料相当額と実際に徴収している賃貸料との対査検討の結果、課税漏れが把握された |
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外 注 費 | ① | 外注費に仮装した給与支払先及び支払内容の検討(特に個人に対する支払) | ② | 請求書が不突のもの |
| ● | 架空外注費を計上し、代表者の簿外交際費として費消していた |
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賃 借 料 | | ● | 賃貸料相当額と実際に徴収している賃貸料との対査検討したところ、代表者に対する家賃が少ないとのことで源泉課税された | ※ | 4-3 参考資料参照 |
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旅費交通費 | ① | 渡切旅費の課税漏れ | ② | 慰安旅行費用の課税漏れ | ③ | 報酬の課税漏れ |
| ● | 支給した旅費の精算確認・旅行日程及び参加者により課税漏れが把握された |
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交 際 費 | | ● | 支給した交際費の精算確認・請求書等の証拠書類の検討で個人経費として交際費に対し役員賞与課税を認定された |
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寄 附 金 | | ● | 代表者の個人的寄附金を負担して課税漏れを把握された |
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広 告 費 | ① | デザイン料、原稿料、モデル報酬等の課税確認 | ② | 芸能人等に対する報酬の課税確認 | ③ | 非居住者等に対する報酬の課税の適否検討 |
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使 用 料 | ● | 外国法人等に対する商標権、特許権、工業所有権、ノウハウの使用料等の課税の適否検討 |
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支払手数料 | ① | 支払先及び支払内容の検討(特に個人に対する支払) | ② | 建築士報酬等、いわゆる「204条報酬」の課税確認 |
| ● | 支払手数料に仮装した給与 | ● | 建築士報酬等の課税漏れ | ● | マネキン報酬等の課税漏れ |
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雑 費 | ① | アルバイト給与の課税漏れ | ② | 各種勤務手当の課税漏れ | ③ | 報酬の課税漏れ |
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