数年前まで、日本の金融機関は、銀行・信用金庫などの１％～５％の低金利で融資を出すところと、商工ローンなどの２０％以上の高金利で融資を出すところの２種類しかありませんでした。
しかしここ数年、銀行やノンバンクの出資などで、銀行と商工ローンの中間の金利で融資する金融機関が出てきました。それがビジネスローン取扱いを中心としたビジネスローン専門金融機関となります。
ビジネスローン専門金融機関は、新生ビジネスファイナンス、ビジネクストなどがあります。銀行もビジネスローンというコンピューターが審査結果をはじき出す融資商品をもっています。ビジネスローン専門金融機関のビジネスローンは銀行のビジネスローンに比べて金利は高くなっていますが、その分、融通が利きやすくなっています。
ビジネスローン専門金融機関のビジネスローンも、融資実行の可否、融資の条件はコンピューターが自動的に審査します。 

ビジネスローンの特徴

ノンバンクとは、預金の受け入れを行わず融資などの金融業務のみ行う金融機関のことをいいます。
銀行法に定められた銀行とは違い、預金業務を行わず、借入金や社債・コマーシャル・ペーパーの発行など独自の資金調達により与信業務を行う金融機関のことで、具体的には消費者金融会社、手形割引業者、商工ローン、クレジット会社、リース会社、その他の貸金業者などを総称しています。
なお、狭義には、「貸金業規制法（貸金業の規制等に関する法律）」の適用を受けて金融庁又は都道府県知事に届け出ている業者のことを指し、「貸金業規制法」以外の特別な法律に基づく金融機関、例えば、証券金融会社、抵当証券会社、短資会社などは含めないのが一般的です。