健康保険・厚生年金保険ともに事業所単位で適用されます。適用を受ける事業所を適用事業所といい、適用事業所には強制適用事業所と任意適用事業所の2種類あります。

（１）強制適用事業所
①常時従業員を使用する国、地方公共団体又は法人の事業所
②常時5人以上の従業員を使用する個人経営の法定16業種の事業所
③船員法の船員として船舶所有者に使用される者が乗り組む船舶 

（２）任意適用事業所

【強制適用事業所・任意適用事業所】

（○：強制適用事業所×：任意適用事業）

政府管掌健康保険における「被保険者」とは、適用事業所において以下の要件を満たして使用される者、及び任意継続被保険者のことをさします。 
 

適用事業所において使用されるものであっても、以下の様な就業形態の場合においては、被保険者としては取り扱われないことになります。 

【適用除外となる就業形態】

厚生年金保険の被保険者は、適用事業所に使用される70歳未満の者または社会保険庁長官の認可を受けた、適用事業所以外の事業所に使用される70歳未満の者です。ただし次の「適用除外」に該当する場合を除きます。